MENU

CATALLAXY
連続する『ありがとう』が世の中を豊かにする

自由経済研究所 FEI
(Free Economy Institute)

自由経済研究所 FEI(Free Economy Institute)は、2006年1月1日に代表吉田 寛が設立しました。

賢明な、または高貴な一切の物事の創始は、個人から出てくるものであり、また個人から出て来ざるをえないものである。

J.S.ミル『自由論』

自由経済研究所の目的

自由経済研究所は、自由経済を実現することを目的とする。

自由経済研究所の役割

1.自由市場の実現

市場は取引に参加する者の能力と個性を尊重する。

2.小さな政府の実現

自由経済は小さな政府を求める。

3.伝統的な価値観の継承

地域固有の伝統的な価値観を尊重し継承する。

自由経済研究所の活動

自由経済研究所は下記の活動をおこなう。

1.自由経済の必要性と有用性の啓蒙

2.自由経済を阻害要因の解明

3.自由経済を阻害要因の排除方法の検討

4.自由経済の研究者の育成

5.自由経済を重視する研究所との連携

子供にツケをまわさない

自由経済は、当事者の納得の上に成り立ちます。

自由経済は健全な財政運営を求めます。

税の負担とその利用には納税者の納得が必要です。子供達が払う「将来の税金」をあてにする財政運営は、子供達の税に関する納得の機会を奪います。借入や国債を発行することは、「子供にツケをまわした」ことになります。

自由経済は環境の継承を求めます。

環境は、世代間で引継いでいく資産です。環境破壊は、子供達の納得なしに行われます。私たちが引継いだ状態よりも環境破壊が進んでいれば、「子供にツケをまわした」ことになります。

Free Economy Institute

The initiation of all wise or noble things,comes and must come from individuals; generally at first from some one individual.

J.S.Mill "On Liberty"

I. Mission Statement

The Free Economy Institute (FEI) aims to promote economic freedom.
FEI is a non-profit, nonpartisan, independent think tank engaged in research and educational outreach on economic and social policy.

II. Core Beliefs

FEI activities are grounded in:
Principles of a Free Market
To respect others and their abilities under free & fair market competition.
Principles of Limited Government
To ensure economic freedom through limited governmental power.
Traditional Japanese Values
To respect Japanese culture and pass knowledge and wisdom to posterity.

III. Activities

FEI activities focus on the following outcomes:

  • To educate the public about the importance and necessity of liberty.
  • To perform research on the causes that hinder free-market development.
  • To contribute innovative solutions which eliminate impediments to economic freedom.
  • To educate and train libertarian thinkers and researchers in free market thinking and libertarian ideas.
  • To establish international cooperation with other libertarian think tanks.

IFE Founded   January 1, 2006
Home Page Started   May 5, 2006
Last Up Date   May20, 2010  AC 1504

漫画「隷従への道」
The Road to Serfdom

漫画「隷従への道」Hayek's [The Road to Serfdom]
訳:吉田寛@FEI   声:佐々木健@心尽

フリードリヒ・ハイエク

Friedrich August von Hayek
1899年5月8日 - 1992年3月23日

ハイエクは「自由とは、強制の無いこと」と定義した。ハイエクは、ケインズとも親交があった。ケインズは、 ハイエクと次のような会話をした。「私の着想はすでに時代遅れになった。 しかし、ハイエク、任せておいてくれよ。 私は、世論をこんな風に”指を鳴らして”変えてやるよ。」ケインズが、亡くなる6週間前のことである。
(スティーヴン・クレスゲ編 嶋津格約『ハイエク、ハイエクを語る』名古屋大学出版会,2000,p.94)

そして、次のようにも語っている。「経済学者は、政府で仕事をする結果として堕落する。」(同書,p.99)

Dr.Barbara Kolm(ハイエク研究所)

たくさんの人がハイエクを知る機会になるといいですね。

「隷従への道」?「隷属への道」?

The Road to Serfdom は、二つのタイルでの日本語に訳されている。「隷従への道」と「隷属への道」である。原題を素直に訳せば「農奴への道」となる。なじみのうすい「農奴」だが、簡単にいえば「農業に使役される奴隷」となる。「奴隷への道」が適切なタイトルだが、「奴隷」あるい「農奴」という言葉が差別的というので、利用されなかったのであろう。

差別は言葉にあるのではなく、心の中にあるのに。

マーガレット・サッチャー男爵にお会いしました。
2010年9月10日

マーガレット・サッチャー男爵にお会いしました。

マーガレット・サッチャー男爵にお会いしました。
2010年9月10日

WTA(世界納税者連盟)の会議がロンドンでおこなわれました。
ここで、「公会計の機能」についてお話しをさせていただきました。
翌日のGuildhall でのGala Dinner に「鉄の女」と呼ばれたサッチャー男爵は、現れました。報告者でしたので、優先的にお話する機会をちょうだいしました。

納税者の目を開く仕事をしています。とお話しますと。
ドンドンおやりなさい。大事な仕事です。
との言葉をいただきました。

Ronald REAGAN「就任演説」
1981年1月20日

Ronald REAGAN「就任演説」

Ronald REAGAN「就任演説」
1981年1月20日

ロナルド・ウィルソン・レーガン

Ronald Wilson Reagan
1911年2月6日 - 2004年6月5日

日本では、元俳優という面が強調されていますが、その就任演説は注目すべき点が多くあります。ここに掲載したのはロナルド・レーガン第一期大統領就任演説です。

日本語訳は青空文庫にあります。この訳では、「この現在の危機において、政府がわれわれの問題の解決策ではない。」で次のセンテンスに移動しています。
しかし、その後に「政府に問題があるからだ」と続いていることがビデオから確認できます。およそ6分20秒くらいの所です。
「そして始めるにあたって、棚おろしをしよう。われわれは一つの政府をもつ一つの国であり、政府以外の手段はない。このことが地球上の国々の中でもわれわれを特別なものとしている。われわれの政府は、人民から認められた権力以上を手にすることはない。今こそ、政府の統治を受けるものの了承をこえて政府が大きくなるしるしを見せている、その成長をチェックして小さくするときである。」
というところも良い所ですね。

自由の本質
The Philosophy of Liberty

The Philosophy of Liberty
作:Ken Schoolland
声:Ken Sasaki(佐々木 健)
訳:Hiroshi Yoshida(吉田 寛)

“The Philosophy Of Liberty”は、Ken Schoollandの『ジョナサンの冒険』のエピローグにあるジョナサンの日記をベースにしています。

あなたの人生は、あなたのもの。自由の本質は、ここにあります。

自由を否定することは、他の人にあなたの人生を任せるということです。

あなたの人生は、あなた以外の誰のものでもありません。他の人の人生が、あなたのものではないように。

私たちは、未来に続く現在、そして、過去からの時の流れの中で生きています。命を失うことは、未来を失うこと。自由を失うことは、現在を失うこと。そして、これまでの人生と自由の成果を失うことは、過去を失うことです。

あなたの人生と自由が生み出したものが、あなたの財産です。財産は、あなたの生きてきた過去の成果です。あなたの費やした時間と、行為と、才能の成果が、財産となるのです。財産は、あなたが 自然の恵みから作り出した価値なのです。

財産は、他人との自由な交換によって手に入れるものです。豊かさは、自由な意志による交換から生まれます。どちらかが損をするならば、交換は成り立ちません。当事者であるから、正しい判断ができるのです。

暴力や詐欺によって、略奪する人達もいます。人の命を奪うことは、殺人です。自由を奪われると、奴隷となります。財産を奪うのは、略奪です。

個人による略奪であっても、多数でする略奪であっても、立派な役人による略奪であっても、その行為に違いはありません。

あなたは、自分の人生、自由、財産を、他の人から守る権利があります。そして、他の人に助けを求める権利もあります。

しかし、あなたには、他人の人生、自由、財産を略奪する権利はありません。他の人に、略奪を命じる権利もありません。

あなたには、代表者を選ぶ権利があります。しかし、あなたが選んだ代表者を他人に押し付ける権利はありません。

どのように代表者が選ばれようと、彼らもあなたと同じ人間です。あなた以上の権利を持ってはいません。立派な肩書きや、多数の人達の支持を得た代表者であっても、人を殺したり、人を隷従させたり、人から略奪したりする権利はありません。あなたが持っていない力を、代表者に与えることはできないのです。

あなたの人生は、あなたのもの。あなたの人生の責任は、あなたにあります。あなたの人生は、服従を要求している人のものではありません。まして、あなた自身は、他の人の奴隷ではないのです。あなたの目標は、あなたの価値観に基づき、あなたが選ぶのです。成功もあり、失敗もあってこそ成長するのです。

あなたが他の人のためにする行為も、他の人があなたのためにする行為も、お互いの自由な合意があってこそ価値があります。自由な選択の結果である時にのみ、行為には徳が具わります。

これが自由の本質です。自由は、もっとも実用的であるだけでなく、その本質は人道的であり、倫理的なのです。

政府の強制によって生じている世界中の問題には、解決方法があります。人々がそれぞれの政府に暴力をやめるように要求することで、解決するのです。

悪事を働くのは、悪人だけではありません。他の人に対する暴力を黙認する人も、悪事を野放しにしているのです。こうして暴力を黙認する人が悪人に力を与えてきたのです。

市場を利用することで自由の価値は発揮されます。市場は考え方や目的を他人に強制しません。政府の強制により、他人に特定の見解を押し付けることは、あなたの怠慢であり、意図していなかった悪い結果をもたらします。自由な社会を築くのは、自ら思考し、それを人々に伝え、そして行動する勇気なのです。何事もなく、生きていられるときにこそ。

のんきなジョナサンの冒険
作:KEN SCHOOLLAND/絵:まるこ

作者のKENさんは、ハワイパシフィク大学で政治学と経済学を教える。アメリカ政府対日通商委員会代表や、函館大学客員教授を務めた。
「ゆかいなジョナサンの冒険」は、世界各国で翻訳され、経済学を優しく学ぶ教材となっている。
日本でも2001年に経済セミナーに翻訳が掲載された。

ジョナサンが漂着したのは汚職島

そんなつもりではないのに、春風に誘われて海にヨットで乗り出したジョナサンは大嵐にもてあそばれます。

解説

手でしていた作業を、木のヘラを用いると効率が上がる。
そして木が石になり、火が加わり、馬が使われ、青銅になり、鉄になり、水車が加わり、蒸気が用いられ、機械が登場し、石油を精製し、重機が現れ、 ロボットが動き、パソコンの画面でそれを操作る・・・

人類の歴史は、道具の歴史。仕事をより早く、より多く、より正確に、より楽にしたいという人間の欲求が、様々な道具を生み出した。道具は、効率性を追求する人間の精神の産物といえる。

道具の効率性は、職場に人余りを生じさせる。便利な道具の出現で、100人がかりの作業が1人で足りるようになる。そこで、職場に必要なくなった人達が採り得る手段としては・・・

1. 自分が必要とされる、新たな職場を造る(あるいは探す。)
2. 労働組合を作り、雇用を継続させる。
3. 新しい道具の使用を禁止する。

等がある。

1を選択すると、効率性は最大限に発揮さる。
2を選択すると、効率性は不要となった雇用の維持にまわる。
3を選択すると、いつまでも効率の悪いまま。

そして、2と3を選択するためには、政府の介入が必要となる。
果たして、政府は雇用を守るべきなのか。雇用を守ろうとする政府の介入が、将来生じる雇用の芽を潰す。

某市役所に勤務する L.v.ミーゼス愛好家